タロットリーディングの学習をはじめると、どのような方法であれ、カードの占いの意味は勉強する必要があります。
令和の現代、タロットカードの一般的な占いの意味を知るには、日本語での解説書やすばらしいサイトが多数あります。
よって、このサイトでは大アルカナについては、カードの意味よりも、カードが告げる啓示のジェネリックな考え方を記載してゆこうと思います。
ですから、大アルカナについては「正位置の意味はこうで、逆位置の意味はこうです」みたいな記載は一切しません。直接的な意味でなく、読み方の方針を記載してゆきます。
死神のカードの意味
死神のカードは、人の輪廻転生段階の「死」の段階を象徴します。それは新たな誕生より必ず先にきます。死が必ずしも不幸とはかぎらないことを表しています。
死神のカードは現在の状況の終わりと、それに続く新しい状況を意味します。
質問者は、変化、サイクルの終焉、そしてその結果として新しい事績や、全く斬新な環境を得るかもしれません。
ポジティブには、質問者は負のサイクルが終わりになるかもしれません。
ネガティブには、質問者は今の好ましい状況が、行き詰まり、想像もしなかった悪い状況になるかもしれません。
死神のカード 知識の蛇足
「死」でなく「死神」の訳が定着した感のあるカードです。
この死神のカードの伝統的な解釈の輪廻転生と不動のナンバリング13が私たちの想像をかきたててくれます。輪廻転生の思想は東洋発の思想ですし死を13と結びつけるのは西洋発の思想です。
タロットの起源は不明というのがデファクトスタンダードですが、死神のカードは、西洋発とも東洋発とも取れる、本当に面白いカードです。
「死」というそのままの意味から、死語、打ち切り、閉鎖、最終回、最終話、レイムダック、
また、「輪廻」から 大変革、革命、政権交代、リサイクル、果てはSDGSの解釈を採用するタロット占い師もいます。
死は、社会階級や貧富から無差別にすべての人に訪れるため、平等、無差別の意味を与える占い師もいます。