タロットリーディングの学習をはじめると、どのような方法であれ、カードの占いの意味は勉強する必要があります。
令和の現代、タロットカードの一般的な占いの意味を知るには、日本語での解説書やすばらしいサイトが多数あります。
よって、このサイトでは大アルカナについては、カードの意味よりも、カードが告げる啓示のジェネリックな考え方を記載してゆこうと思います。
ですから、大アルカナについては「正位置の意味はこうで、逆位置の意味はこうです」みたいな記載は一切しません。直接的な意味でなく、読み方の方針を記載してゆきます。
悪魔のカードの意味
悪魔のカードは最もネガティブなタロットカードです。
質問者は悪とわかっていながらなにか行動しようとしているのかもしれません。
質問者は不道徳、退化、悪意、悪徳にかっ込まれ危険にさられているかもしれません。
質問者は無限の物欲にかられているかもしれません。
悪魔のカード 知識の蛇足
悪魔のカードは大アルカナのネガティブブロックの中心です。
デザインはコウモリの羽と動物の足を持つ角のあるモブが祭壇の上に置かれ、腹部に何かのマークが見え、股間の本能に導かれている様が描かれていることがほとんどです。このモブの腹部のデザインが水星のサインであったり、頭蓋骨であったり、死者の顔であったりします。
このモブの子分とおぼしき、小悪魔だったり、悪魔信仰に落ちた人間だったりが台座につながれたデザインが主流です。
この小悪魔や人間の男と女の位置が、カードによって左右が異なっています。
この悪魔のカードのウェイト版で最も有名な逸話は、自筆の解説本に、モブの腹部に水星のサインがあると書いているのに、実際のウェイト版の悪魔のカードには、ありません。
この事実について、タロットファンからはいろいろな憶測がでています。オカルト的な意味があり見える人にしか見えない秘密のデザインになっているという説から、単にウエイトの誤記説、デザイン指示のミス説、印刷時の原板が魔力によって消された説などがあります。