大アルカナ 女教皇 2

大アルカナ

タロットリーディングの学習をはじめると、どのような方法であれ、カードの占いの意味は勉強する必要があります。
令和の現代、タロットカードの一般的な占いの意味を知るには、日本語での解説書やすばらしいサイトが多数あります。
よって、このサイトでは大アルカナについては、カードの意味よりも、カードが告げる啓示のジェネリックな考え方を記載してゆこうと思います。
ですから、大アルカナについては「正位置の意味はこうで、逆位置の意味はこうです」みたいな記載は一切しません。直接的な意味でなく、読み方の方針を記載してゆきます。

女教皇のカードの意味

女教皇のカードは、静けさ、知識、信仰と忠実さ、価値観と道徳的正直さを表しています。

質問者が占ってほしい人物はポジティブな意味で信頼できる誠実な女性かもしれません。

また、ネガティブな意味で高飛車な女性かもしれません。

知性はあるのに性格ブスな女性かもしれません。

女教皇のカード 知識の蛇足

このカードのモデルは誰だ?という探索が、タロット占い師だけでなく、多くの文学者や歴史家の間で、研究され議論されつづけました。正解は永遠にでないかもしれません。

結構、人気のある説では、「ローマ教皇ヨハネス8世」(在位872年 – 882年)がモデルというものです。

でも、ローマ教皇 って男性です。なぜ、女教皇のモデルとか言われちゃってるのでしょう。

それは、ローマカトリック教会は完全否定している話なのですが、西欧には、「実は女性の教皇が歴史上存在した」という都市伝説があり、それがヨハネス8世であるといわれています。本当は女性なのに男性のふりをしていたと都市伝説は伝えてます。

彼、(彼女?)の数奇な生きざまが、いろいろ憶測を呼ぶだのでしょうか。

最後はローマ貴族の抗争に巻き込まれて暗殺されたのですが、暗殺者が、実は「女性の教皇職」を心よく思っていない、教会の内通者がいたという都市伝説も残っています。

他にもは、ローマ神話の女神説、古代エジプトのイシス説等が有名です。でも、純粋な女神より、女性が男性のふりをしていたというほうが、事実であろうがなかろうが、面白いので根強い人気のある説になったのでしょう。

この説に強引にひっかけて、女教皇のカードにLGBTの意味をつける現役タロット占い師もいます。

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